鹿屋・・・社長ブログ・・・

鹿児島県鹿屋市 ホテルこばやし 三光建設 日伸
k-work.net
<< グレースケールの実験 | TOP | エアーメモリアル2014 その1 >>
樹木の材検
以前勤めていたSKM設計計画事務所の所長である、建築家の柴田知彦さんが鹿屋に来られた。柴田さんは建築家としてはたぶん日本で一番グッドデザイン賞をもらっている建築家ではないだろうか。
実はこの数年毎年の様に柴田さんは鹿屋には来られている。理由は樹木の材検。設計に携わっている物件に植える樹木を選別に来ているのだ。興味も有って私も材検に立ち会わせてもらった。

鹿屋は温暖な気候から特に常緑樹の産地として知られている。一昔前はクロガネモチの木が流行し、バブルの頃は全国的に出来たゴルフ場の為に大きい楠木が流行った。私が帰って来た20年位前までは、県外資本の企業がこぞって遊休地を借り上げ樹木を栽培していたが、近年はその植え付け面積もだいぶ減った様だ。それでもわざわざ東京から見に来るのだから、大きい産地なのだろう。近年は特にシマトネリコが人気の樹木の様だ。聞いたことによると、近年オープンした歌舞伎座の建物廻りの並木も鹿屋産のシマトネリコを使ってあるらしいです。
今回柴田さんもシマトネリコとマテバシイなど20本ほど材検してきました。
 
シマトネリコ
シマトネリコの畑、場所により大きさ、樹形を揃えたシマトネリコが綺麗に列んで植えてある。
聞くとここの99%は県外に出荷されるとの事。
地元にこんだけのりっぱな樹木が有るのに何で鹿屋市の街路樹は貧相なんでしょう?
いっそのこと樹木の見本品として鹿屋市の街路樹を作ったらどうだろう?
街路樹だけど欲しければ売るよ!ってスタンスとか?
 

さてシマトネリコは建築外構に使う樹木としては非常に優秀である。まずは常緑でこれほど綺麗な樹形をした樹木は珍しい。常緑樹は楠木やマテバシイのようにどちらかと言うと、葉の繁りが強く、印象としてどっしりと重厚な物が多いが、シマトネリコはケヤキやハナミズキの様な軽やかな印象を与える。落ち葉も少なく管理も楽で、成長も早い。枝が柔らかく搬入がしやすいなどが近年シマトネリコの出荷が大きく伸びている理由でもある。

ただ、ここにきてこの優等生シマトネリコ人気にも異変が生じているらしいのです。どうやら東京の幾つかの区が条例でシマトネリコの使用を禁止したと言う。理由はどうやら「元々亜熱帯に生育するシマトネリコは区内の景観を形成するのにふさわしくない。」との事らしいのですが、その成長の早さと実生のしやすさから、セイダカアワダチソウの様に手を付けられなくなる事を危惧しているのでしょうか?街路樹に植えた木から実生で増えて行くってあんまり考えづらいですし、代わりになる樹種は今の所見当たらない。樹木は1年や2年で生産できる物ではないので、急に禁止となたら業界にとって大きな痛手になるのではと心配な話です。




 





JUGEMテーマ:地域/ローカル
JUGEMテーマ:日記・一般
JUGEMテーマ:アート・デザイン
17:31 | 建築 | comments(0) | trackbacks(0)
コメント
コメントする










この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
トラックバック